四国エリア

パステムマツザワ

商社

すべての社員が公平に、
心地よく働ける環境へ!
健康的な職場づくりをめざす担当者の挑戦

パステムマツザワでは、どのような対策を行いましたか?

食品などの包装資材の企画・製造・販売を手がけるパステムマツザワ。「健康経営優良法人」に3年連続で認定されています。

当社では、2020年の健康増進法改正をうけて、受動喫煙対策に本格的に取り組みました。それまでも屋外に喫煙所を設け活動は行っていたものの、2022年9月の調査で、喫煙所から漏れた煙が事務所の方へと流れるために「たばこの臭いが入ってくる」「窓を開けて換気ができない」などの声を確認しました。
そこで喫煙者の社員に受動喫煙の実態をお話しするとともに、空気清浄機の設置をお願いし煙や臭いが漏れ出ないように対策をしました。
また会社として社員の禁煙を推奨するため禁煙外来の費用を負担することを説明し挑戦者を募りました。その効果自体はまだあらわれていませんが、過去からの活動を含めると2022年12月までに計8名が禁煙に成功しています。

対策でもっとも重視したのはどのような点ですか?

新たに環境整備された屋外の喫煙所。喫煙者の当番制で定期的に清掃を行っています。

喫煙者と非喫煙者の不公平感を失くすことをテーマにしていました。それまでは、喫煙できる環境を会社が用意するのが当然という風潮があり、煙や臭いが漏れていても非喫煙者が注意することは腫れ物にさわるような傾向がありました。
そこで対策として、喫煙所の清掃を喫煙者自身で実施してもらうこと、空気清浄機も会社負担ではなく喫煙者同士で分担して購入し、消耗品の取り替えなどのメンテナンスも喫煙者自身で行ってもらうよう決定しました。
また喫煙のルールについては全社通達として文書で発表することにし「すべての社員が心地よく仕事ができる環境づくりを目指す」という、会社の意思表示を明確にしています。

今後に向けた目標をおしえてください

「社員の健康のためのアクションをどんどん行っていきたい」と語る、受動喫煙対策担当の渡部さん。

パステムマツザワでは健康経営を掲げていますので、最終的にはなんとか喫煙者がゼロになれば!と思っています。企業が社員の健康を望むのは当然ですし、そのために何ができるかを考えるのも企業の責任だと考えています。そのためには社員にも健康に対して高い意識を持ってほしいと望んでいますが、急に意識を変えることは難しいので、継続的な活動が重要だと思います。
私(渡部)自身、以前はヘビースモーカーでしたが、禁煙セラピーの本を読んで禁煙に成功しました。そのことであらためて家族や同僚など周囲へ及ぼす影響について気付かされましたし、今では禁煙できて本当に良かったと心から感じています。
喫煙者に禁煙を強制することはできませんが、できるならば自身の健康や非喫煙者への影響について気づいてもらいたいと強く思っています。そのためにも、挫けず今後も続けていきたいと思っています。

株式会社パステムマツザワ
愛媛県松山市久万ノ台695番地1
業務内容:食品包装資材の卸、及び販売・包装機器の卸、及び販売・商品デザイン、企画、提案
設立:昭和47年12月
社員数:150名
https://www.m-pastem.co.jp/

令和4年度掲載

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