九州・沖縄エリア

くまもとKDSグループ

サービス

お客さまと社員のいのちをまもるために!
社長のリーダーシップで取り組んだ
受動喫煙対策

受動喫煙対策に取り組んだきっかけをおしえてください

くまもとKDSグループが運営するKDS熊本ドライビングスクール。「いのちをまもる」をスローガンに、KDS卒業の初心運転者事故率0%を目指した教習を行っています。

当社が「KDS禁煙プロジェクト」として受動喫煙対策に取り組み始めたのは、2009年。始めるきっかけになったのは、2名の社員が脳梗塞と肺がんで亡くなったことでした。
ドライビングスクールを運営する私たちの使命は、正しい運転技術の指導を通してお客様のいのちをまもることです。同時に会社としても、社員のいのちをまもる責任があると考えています。そこで、社員の健康を守る職場づくりの一環として、プロジェクトを開始しました。
しかし、当時は8割以上の社員が喫煙者。喫煙所を外部に移設したり勤務時間中の喫煙を休憩中に制限するなどの個別対策を試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。社員の健康をまもるためには全社一体となっての本格的な対策が必要だと感じ、2015年から本格的な取り組みを開始しました。

具体的にどのような取り組みを行なったのですか?

強いリーダーシップで健康的な職場環境と社会づくりを目指す、代表の永田佳子さん。

受動喫煙を防ぐためには、やはり喫煙環境を改善するとともに喫煙者を減らすことが最善だと感じ、敷地内の全面禁煙に取り組みました。全面禁煙にあたっては会社が受動喫煙防止に本格的に取り組むことを社員に宣言し、全社員の協力を仰ぎました。
さらに喫煙が自身や家族にもたらす影響を学ぶ講習の実施や、禁煙を目指す社員への補助、禁煙に成功した社員への表彰、さらに禁煙を達成した社員にインフルエンサーとなってもらい、タバコの煙の健康影響や禁煙に至る思いを社内に共有する役割を担ってもらいました。
その成果として、取り組み当初に8割を超えていた喫煙者が2021年には0名になり、受動喫煙のない健康的な職場環境を整備できたと感じています。

今後はどのようなことに取り組んでいく予定ですか?

地元高校生や受動喫煙対策を進める企業に講演を行うなど、広く社会に喫煙の健康影響について伝えています。

社会に優良なドライバーを送り出す自動車教習所は、社会とのつながりがとても深い業種です。今後は「いのちをまもりたい」という思いや、私たちが取り組んだ受動喫煙対策を社会により広げていきたいと考えています。お客様には未成年や若年層の方も多いので、運転免許の取得過程の中で受動喫煙に関する講座を設けたり、ポスターなどの広報物を通してその健康影響を知ってもらうなどの活動を行っています。
近年ではNPO法人主催の禁煙推進フォーラムや受動喫煙対策に悩む企業での講演を請け負うなど、より多くの方に伝える機会もいただいています。「いのちをまもる」企業として、私たちが果たすべき役割はまだまだたくさんあると感じています。

株式会社くまもとKDSグループ
設立:1976年
所在地:熊本県熊本市北区楠6丁目6−25
関連会社:株式会社KDS熊本ドライビングスクール、株式会社KDS菊池自動車学校、有限会社KDS技能講習トレーニングセンター、株式会社KDSコミュニティカレッジ
従業員:113名
https://www.k-ds.net/group

令和3年度掲載

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