九州・沖縄エリア

グリコマニュファクチャリング
ジャパン(株)佐賀工場

メーカー

「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を合言葉に!
アイデアで取り組むクリエイティブな
受動喫煙対策

どのような取り組みを行いましたか?

グリコマニュファクチャリングジャパン佐賀工場では、2019年12月より敷地内を禁煙に。社員一人ひとりが健康保持と増進に努めています。

グリコグループでは、「すこやかな毎日、ゆたかな人生」というパーパスを掲げ、おいしさと健康という価値をお客様に届けたいと願っています。
そのためには、まずは社員自身に健康的な毎日を送ってほしいという思いから、健康経営を推進しています。その一環として、建物内、敷地内を順次禁煙にするなど、受動喫煙対策にも取り組んでいます。
しかし、私たちは牛乳・乳製品の製造及び販売により、その製品をとおして人々に喜びを提供する企業です。そこで受動喫煙対策を進めるにあたっても、禁煙を強制するのではなく、社員が率先して楽しみながら健康的になれる活動が必要なのではないかと考えました。

具体的な取り組み内容をおしえてください

社員全員で楽しみながら健康を目指す取り組みが評価され、佐賀県より「佐賀さいこう賞(健康経営部門)」として表彰されました。

人事総務課が中心となり、楽しみながら健康を目指してもらうために、ゲーム性があり、チャレンジしたくなるような企画を考えました。
たとえば佐賀県と共同で取り組んだ「卒煙ジュエル」は、喫煙者と非喫煙者がチームを組み、禁煙期間やメンバー間の応援で獲得できるポイントをランキング形式で競う企画です。
ほかにも禁煙希望者を「禁煙チャレンジャー」として費用補助をする制度や、禁煙以外にも、野菜の摂取量を増やして生活習慣改善を目指してもらうために、皮膚のカロテノイド量の数値を社員間で競う「ベジアップ選手権」を開催しています。社員同士で話題になることも多く、全社一丸となった取り組みができている実感があります。

今後に向けた目標をおしえてください

受動喫煙対策に取り組む前田さん(左)と右近さん(右)。
社員と積極的にコミュニケーションを取りながら取り組みを進めています。

グリコグループには、社員の行動指針として創業者が生み出した「Glicoの七訓」があり、アイデアや行動力を評価するキーワードが含まれています。
受動喫煙対策は、とくに喫煙者にとっては大きな変化だったため、少なからず反発の声もありました。
しかし、「Glicoの七訓」にもある「創意工夫」や「積極果敢」を指針として、根気強く取り組めたと思っています。実際に社員の非禁煙者の割合は2018年の58%から年々高まり、2022年は77%にまで達しました。
これからも社会に「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を届けられる会社であり続けられるよう、社員自身の健康意識が高まるような、さまざまな企画を提案し続けたいと考えています。

グリコマニュファクチャリングジャパン株式会社佐賀工場
佐賀県佐賀市大和町大字尼寺2415
事業内容:牛乳・乳製品の製造及び販売
社員数:175名
https://www.glico.com/jp/

令和4年度掲載

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