近畿エリア

東洋染工

メーカー

ひとりの社員の発案から
スタートした「健康会議」
社員発・アイデアあふれる受動喫煙対策

受動喫煙対策に取り組んだきっかけをおしえてください

昭和38年創業の東洋染工は、染色加工・衣料資材・医療資材・産業資材など、高い技術で高品質なものづくりを実現しています。

当社では社員の健康を守るための取り組みとして「健康会議」を結成し、「禁煙」「食育」「運動」のテーマごとにチームを組み、社内広報活動や健康イベントの開催などを行っています。全社を巻き込んだ大きな活動ですが、そもそものスタートはひとりの社員の発案でした。
「健康増進法の改正や社会的な健康意識が高まる今、会社として社員の健康を重視すべきではないか」という想いから、会社に健康経営優良法人の申請を打診。その認証手続きに加えて、社員が自主的にアイデアを出しあい健康的な職場をつくる健康会議を発足させるなど、さまざまな施策を重ねています。立場に関わらず自由に発言し行動できるのは、東洋染工の企業文化と言えるかもしれません。

具体的にどのような取り組みを行ったのですか?

社内の各部門から組織される「健康会議」は、健康経営を目指す東洋染工の中でも重要な役割を担っています。

多面的に社員の健康を守るために、健康会議の3つのチームでそれぞれの取り組みを行っています。受動喫煙対策としては、「禁煙チーム」で屋内の喫煙所の撤去をはじめ、禁煙外来の費用補助の制度化や、喫煙や受動喫煙の健康への影響を学んでもらうための講習会を開催しました。
ほかにも社員を対象に喫煙に関するアンケートをとったり、「健康新聞」という季刊誌を発行し、継続的な情報発信も行っています。
また、健康経営を目指す企業として、この活動は経営課題のひとつでもあると考えています。そこで、活動状況を事業計画会議の議題として扱うなど、現場の社員だけではなく上層部も健康的な職場づくりに協力しています。

今後はどのようなことに取り組んでいく予定ですか?

健康についての情報を楽しく学び実践してもらうために、広報物のクオリティにもこだわっています。

取り組みの継続はもちろん、活動をより深め、社内外への周知を広げていきたいと考えています。
現在、「禁煙チーム」では国立がん研究センターの協力のもと、喫煙者へのサポート活動を行う予定もあり、さらなる活動の広がりを感じているほか、「運動チーム」は地元自治体と組んで健康イベントを開催したり、「食育チーム」でも“ベジファースト(野菜から食べる食事習慣)”を推進するために社員食堂のメニューづくりに関与し、「食育通信」という小冊子を発行しています。
私たちはモノづくりをとおして高品質な製品をお客様に届けるために日々改善を重ねるように、健康経営に関しても、今後もさらにトライを重ねていきたいと考えています。

季刊誌「健康新聞」「食育通信」はこちら
健康新聞> <食育通信

東洋染工株式会社
設立:1963年
所在地:福井県坂井市春江町田端43字15番地
事業内容:各種繊維品の染色機能加工
コーティング加工(接着芯地)
従業員:254名
http://www.toyo-senko.co.jp/

令和3年度掲載

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